【活動報告】『AI リサーチャーと語るエンジニアの行く末 ーエンジニアとAIの現在と未来』

先月3月29日土曜日に、Kirkland Library にて、米 Microsoft でご活躍のお二人、シニアエンジニアであり、10万部を超えるベストセラー『世界一流エンジニアの思考法』の著者である牛尾剛さんと、AI のプリンシパルリサーチャーである臼山直人さんをお迎えし、「エンジニアとAIの現在と未来」について語っていただきました。当日は、35名の方にご参加いただき、会場は大いに盛り上がりました。

牛尾さんの場を自然に和ませ盛り上げる軽妙なトークと、臼山さんの最先端の研究に基づくお話から、参加者はさまざまな形で広がるAIの世界に引き込まれていきました。なんといっても、世界の第一線でAIを使ってご活躍されているお二人からお話しが聞け、非常に貴重で刺激的な時間となりました。

普段一緒に働かれているというお二人ですが、イベント中にもその抜群のチームワークが伝わってきました。

当日はこのように、多くの方々にお集まりいただき、終始あたたかい雰囲気の中での開催となりました。

図書館のミーティングルームを借りての開催でしたが、狭く感じるほどの満員御礼でした。ご参加いただいた皆様、また、撤収作業にご協力いただいた皆さまも、どうもありがとうございました🙌🙌

AI初心者の方には、ChatGPTや検索エンジンに組み込まれたAIがなじみ深いかもしれませんが、当日はさまざまな形のAIが紹介されました。

例えば、話者の内容を自動で整えて文章化するAI 「superwhisper」や、時間をかけて情報を収集してくれるパーソナルアシスタント型の「Deep Research」などがデモされ、実際の活用例を体感できる機会となりました。シアトル桜名所のリサーチ結果はこちらから。

中でも、AIを使い即興でブロック崩しゲームを作る Vibe Coding は、会場から完成があがり、特に盛り上がる一面でした👾
作ったゲームはここに臼山さんがディプロイしてくださっています。コードはこちらから。

プロンプト一つ二つ投げることでゲームがこんなに簡単に作れてしまうなんて、本当にすごい時代に突入しているんだなと実感をしました。

AIの医師国家試験結果のお話しでは、ここ一年ちょっとでAIの精密さがどれだけ上がったかというのも、痛感いたしました。そして、話を聞けば聞くほどAIの凄さを感じ、『人間はこれから大丈夫なの?』と不安になる場面もありました。

でもやっぱり最後には、AIへの期待と希望が溢れる会となりました。何十年かごに今の時代を振り返った時に、家庭用パソコンが広がった時代のような、新たな時代のスタートとして認識されるのではないでしょうか。

質疑応答では、『AGIは可能なのか?』という質問や、『AIへの恐怖感』をシェアしてくださった方、また『AI×医療・栄養学の可能性』についての質問など、多様なテーマが挙げられ、とても内容のこい質問コーナーにもなりました。

まだまだ質問をしたい方もいたのですが、あっとい間に時間になってしまいました💦
最後のネットワーキングの時間も話がはずみ、図書館入り口辺りでも話がつきないほどでした。

この会でみなさんにとって良い交流の場にもなったことを、SIJP運営一同で願っております!

アンケートでは、イベントでの具体的な学びとして以下のような感想が寄せられました。
「AIの進化が予想以上に早いことを実感した」
「数十年後、どのような仕事が残っているのか考えさせられた」
「SuperWhisperを自分でも使ってみたい」

もしまだアンケートをされていない方はこちらからご協力よろしくお願いいたします。

今後もSIJPでは、より多くの方々に価値ある情報と交流の場を提供していきたいと思いますので応援よろしくお願いします。ご興味のある方は、いつでもコミュニティにご参加ください。
お待ちしております!

SIJPコミュニティへの無料参加はこちらから。

ご参加いただいた皆様、そしてお忙しい中ご登壇いただいた牛尾さん・臼山さん、どうもありがとうございました!
そして最後に…臼山さん、改めてご出産おめでとうございます!