会長就任のご挨拶

会長就任のご挨拶

2016年6月1日に、Seattle IT Japanese Professionals (SIJP)の会長に就任いたしました。

ITインダストリーの中心地といっても過言ではないシアトルで活躍する日本人が企業や団体の垣根を超え、子供のためのコンピュータ教育、学生のキャリア支援といった様々なテーマで活動の幅を広げております。今後はより一層の地元コミュニティへの貢献、さらにはシアトルから日本への積極的な情報発信、日米を横断した活動を視野に、夢があり楽しく、そして皆様から愛される団体を目指してまいります。スタッフ一同、いつも笑顔で皆様とお会いできることを楽しみしております。

2016年6月1日

保坂隆太

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会長退任のご挨拶

この度、2016年5月31日をもってSeattle IT Japanese Professionals (SIJP)の会長職を退任いたします。2010年の立ち上げから約6年、組織の長としてSIJPを牽引してまいりました。その間、日系コミュニティやIT業界の皆様には暖かなご協力とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。一方で、私の経験不足や未熟さから、皆様にご迷惑をお掛けしたこと、非礼もあったことを深く反省し、謹んでお詫び申し上げます。

皆様からのサポートやスタッフの弛まぬ努力により、SIJPは少しずつ規模を拡大し、2015年にはワシントン州で正式に非営利団体として登録され、米国内国歳入庁からIRC第501(c)(3)条に基づく非課税団体として認可されるに至りました。現在、スタッフは学生部をあわせて50名近くに上り、SIJPの配信するメーリングリストには約600名もの方々が登録されています。更には、毎月平均1回以上のイベントを行うことのできる団体へ成長いたしました。現在、私が最も力を入れているのが、子供達へのComputer Science (CS)教育です。会長退任後もSIJPのスタッフとして、この分野への注力を惜しまず活動してまいります。是非ご期待ください。

後任の会長は、保坂隆太(ほさかりゅうた。現マイクロソフト社勤務)氏と決定いたしました。保坂氏は、今年始めからSIJPのディレクターの1人としてリーダーシップを発揮されています。スタッフ人員が増え、組織も多様化した新しいSIJPを束ねて、柔軟かつ力強くミッションを推進される、会長として相応しい方です。新会長と共に、今後ともSIJPを何卒よろしくお願い申し上げます。

2016年5月末日

今崎憲児

3月5日開催ワークショップ “Take Action!!” レポート

2016年3月5日、SIJP Student Division主催の第二回キャリアイベント“Take Action!!”が開催されました。今回のイベントでは、シアトルにいる留学生を対象に、将来のキャリア目標を達成するために参加者自身が現在行っている活動をサポートするという目的のもと、幅広いバックグラウンドを持つ社会人の方と共に少人数のグループに分かれてもらい、それぞれの目的を達成するための方法をディスカッションして頂き、最後にプレゼンテーションにてアイデアを発表して頂きました。

当日は、石坂誠さん(Microsoft)、近江麻佐子さん(TrendMicro)、鷹松弘章さん(Microsoft)、橋本幸司さん(Oracle)、保坂隆太さん(Microsoft)をメンターとしてお招きし、橋本さんにはイベントの序盤にて、自身の築いてきたキャリアやその時折での考え、並びに今まで抱えてきた問題点や課題に対してどのように対処してきたのかについて講演をして頂きました。

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(写真:SIJPメンバーによるイベント前の打ち合わせの様子)

講演会の中で橋本さんはまず、自身が学生時代に持っていた将来のキャリアビジョンを語ってくださり、その後実際にアメリカで働き始めた際に気が付いた自身の想像と現実とのギャップなど、“学生時代”と“アメリカと日本”という2つの興味深いテーマをもとにお話をしてくださいました。

日本で8年間働いたのち、留学生としてアメリカに渡るという選択をされた橋本さん曰く、この決断は自身の人生において大きなキャリア変更であり、ご家族やお子さんの事でとても悩んだとのことです。しかしながら、それでもアメリカに留学をするという決断をした理由の一つとして、アメリカと日本の会社のシステムの違いがあったと語られていました。

日本の会社では基本的に、プログラミングをするために技術職として入社をしても、将来的に昇進するためには管理職としてマネジメントも行っていかなければならず、それに対しアメリカの会社では、技術職とマネジメントは別枠と捉えているケースが殆どで、技術者としての活躍ができれば、技術者として昇進していくことが可能なのだそうです。

プログラミングをすることは好きだけれどもマネジメントはしたくないと考えていた橋本さんは、アメリカで仕事をする方が自身に適していると感じたとお話しされました。橋本さんの語ってくださった経験談は、アメリカと日本のどちらで将来のキャリアを築こうか悩んでいる学生や、将来的にアメリカで働いてみたいと考えている学生にとって、とても参考になるお話だったかと思います。

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(写真:モデレーターの藤井りなさんと橋本幸司さん)

45分間に及ぶ橋本さんの講演後は、留学生4~5名に対しメンター1名に一つのグループとなってもらい、グループワークに取り組んで頂きました。各々の自己紹介後、参加者の皆さんには、まずは自身が持つキャリアビジョン、そのキャリアゴールに向かう中で留学を決めた理由、そして現在抱えている留学に関する問題や課題をグループ内でシェアしてもらいました。

その後のディスカッションの中で、皆がシェアをした問題点や課題が将来どのようなリスク及びチャレンジを引き起こすかなどを深掘りして考えて頂き、その中でグループとして取り上げる問題点を一つピックアップしてもらいました。

ピックして頂いた問題点や課題は各グループによって様々で、あるグループでは“レールにとらわれないキャリアパス”といった問題提起を行い、インターンや就職に重きを置いて話し合いをしているかと思えば、一方で“今の選択を将来正しかったと思える自信をどの様に支えるか”といった留学における課題を話し合っているグループもあり、グループによって考え方の特色が大きく異なっていたのが非常に印象的でした。

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(写真:グループ・ディスカッションの様子)

ディスカッションの最後では、学生の将来目標を達成するためのアプローチとして、各グループが選択した問題・課題を、留学中にできること&留学後にできることの二点の観点から話し合ってもらい、問題解決のためのアイデアを出して頂きました。

その後イベントの締めくくりとして、ディスカッションの中で話し合って出してもらったアイデアは、プレゼンテーションという形で各グループごとに発表して頂きました。発表の中では、「アメリカ留学中だからこそ出来ることは何か?」と言う問いに対して、“アメリカでしか会えない人に出会う努力をする”といった結論や、「留学後に出来ることは何か?」と言う問いに対しては、”アメリカで学んだグローバルな視点で常に物事を考えるようにし、海外の目線から見た日本の存在を意識として持ち続けることが大切”などの各グループごとに異なる答えを披露して頂きました。

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各プレゼンごとに、メンターの方々から各グループに向けてフィードバックをして頂き、本イベントを終了致しました。これまでSIJP Student Divisionでは、パネルディスカッション形式のイベントを何度か開催してきましたが、今回のイベントでは初めてグループワークの要素をイベントに取り込みました。参加してくださった学生の皆さんからはイベント後、同じ留学生という立場で様々な人と意見交換出来たことが刺激になったとの声を頂くことが出来ました。今回のイベントが多くの参加者にとって留学を見つめ直す良い機会になることが出来たのであれば、企画を担当した身として非常に喜ばしく思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

執筆:大崎雄平
写真撮影:カスター麻理&有賀こうすけ&高木しお
企画:藤井りな&畑中ひらり&大崎雄平

日本人留学生向けワークショップ “TAKE ACTION!!”開催のお知らせ

シアトルにいる日本人留学生の皆さん、留学の経験を将来に役立てたいけれど、留学中に何をしたらいいかわからない、目標はあるけどどうしたらいいかわからない。そのような悩みを抱えていませんか?

今回のワークショップでは少人数のグループディスカッションを行います。留学生活をより充実させるために、抱えている悩みを他の学生たちと共有し解決策を考えましょう。ディスカッショングループにはアメリカと日本、両方の国で社会人経験のあるメンターがつきます。人生の先輩からアドバイスをもらえる貴重なチャンスです!留学というチャンスを最大限に活かす方法を見つけてみませんか?

【内容】

〈講演会〉
IT業界で活躍している社会人の方に、どのように自らのキャリアを築いて来たのかお話を伺います。

〈グループワーク〉
学生3〜4人+社会人1人のグループを作ってワークショップを行います。
まず、グループ内で学生が抱える留学中の悩みについてシェアしてもらった後、グループ毎に1つの悩みをピックアップし、自身の将来にどう今の留学をつなげるのか、今何をすべきなのかについてディスカッションをします。最後には全体で、グループ毎にまとめてもらってシェアします。

【ゲストスピーカー】(五十音順)

石坂さん写真

石坂誠 – Open Source Strategist @Microsoft Corporation

早稲田大学法学部卒業後、NEC(日本電気)で化学業界向け法人営業を担当。その後日本マイクロソフトにてサーバー製品のプロダクトマネージャとプラットフォーム戦略を担当し、2013年より米国マイクロソフトコーポレーションに移籍。マイクロソフトのオープンソース関連とクラウドビジネスのグローバルにおけるマーケティング、営業戦略を担当。2007年MBA(経営学修士)を米国ユタ州ブリガムヤング大学マリオットスクールにて取得。

 

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近江麻佐子 – Master of Science in Information Management: University of Washington

ロータス、マイクロソフト株式会社にてエンタープライズ向けテクニカルサポートエンジニアを担当。日本ベリサイン株式会社、トレンドマイクロ株式会社にてセキュリティ製品スペシャリスト、中小企業向けサポートチームおよびナレッジマネージメントチームのマネージャーを経て渡米。現在は、University of Washington大学院 iSchool (Science in Information Management) にてデータサイエンス、情報セキュリティを専攻している。

 

鷹松さん写真

鷹松弘章 – Principal Software Engineer Lead @Microsoft Corporation

1994年よりロータス株式会社の製品開発分野を歴任後、マイクロソフト株式会社(現日本マイクロソフト)を経て、2001年に米国Microsoft Corporationに移籍。現在は同社Windows & Device Group 部門でエンジニアリングとマネジメントを担当しており、これまでにWindows Media Center, Windows Media Playerや、Windows Vista 7, 8, 8.1, 10などを手掛けてきた。また年間250人ほどの社員面接も行っている。

 

橋本さん写真

橋本幸司 – Principal Member of Technical Staff, @ Oracle Corporation

日本で日立製作所に8年務めた後、アメリカへ渡りGeorge Mason大学にてSoftware Engineeringマスターコースを修了。その後Amazonにてソフトウェアエンジニアとして5年半ほど活躍。今年2016年の一月からOracleへ転職し、クラウドサービスの基盤となるソフトウェアの開発を担当している。

 

保坂さん写真

保坂隆太 – Senior Business Program Manager, BI@Microsoft, Microsoft Corporation

日本アイ・ビー・エム、ロータス(株)にてプリセールスエンジニア、サポートエンジニアを担当。2000年にマイクロソフト株式会社に転職し大手企業サポートチームを担当し、2006年より企業向けマーケティングチームでマーケティングアナリティクスを担当したのち、2012年にマイクロソフトコーポレーションに移籍。現在はビジネスインテリジェンス・ビッグデータソリューション担当のプログラムマネージャとして活躍の場を広げている。

 

【タイムテーブル】
13:00-13:45 橋下氏による講演会
13:45-14:00 質疑応答
14:00-14:10 休憩
14:10-15:10 グループワークでディスカッション
15:10-15:40 全体でグループワークの内容をシェア、ゲストスピーカーの方々からフィードバック。
15:40-15:45 アンケートの実施

【概要】
日付: 3月5日(土)13:00-15:45 (開場12時半)
場所: Conference Room at Japanese Cultural & Community Center of WA
参加費: 無料
*上限20名まで

【申し込み】
こちらの応募フォームからお申込み下さい。20人限定のためお申し込みはお早めに!
https://docs.google.com/a/sijp.org/forms/d/1esD96lVyrraZ-vyFTcXxJSWpzSPFqQF1QQv_04j3C-c/viewform

【スポンサー】
伊藤園

この度のイベントでは伊藤園様の提供により、参加者の皆様にお茶をお配りいたします。