【Event Report】Search Algorithm (探索アルゴリズム) を楽しく学ぼう!

02月12日(日)Kirkland Libraryにて、子供コンピュータ講座 Search Algorithm (探索アルゴリズム) を楽しく学ぼう!
が開催されました。今回のテーマは「海賊」。海賊になって様々なアクティビティを体験します。

最初のアクティビティは、「犯人を捜せ!」。
ケンジ先生が寝ている間に、大好物のキットカットが誰かに盗まれてしまいました。

セキュリティカメラの映像を確認して、どの時間にだれが盗んだのかを捜し当てます。
12時間あるカメラの映像から、効率的に探し出す方法をみんなで考えます。
全体の時間の半分、その半分、またその半分と探す範囲を狭めていきます。
バイナリサーチの基本的な考え方を、この映像を使いながら学びました。

KitKat事件

 

犯人はだれだったかな?

 

セキュリティカメラの映像を確認中

誰が犯人かな?

次は、いよいよ海賊になって宝箱の鍵を探します。
15本の鍵の中に、1本だけ宝箱を開けることができる鍵が入っています。
各鍵には番号が書いてあり、当たりの番号の鍵を誰が持っているか探しに行きます。

最初はみんなランダムに並んでいます。
あたりの番号は解っているので、だれが持っているか当たるまで一人ずつ聞いていきます。
あれれ、なかなか当たらないなー???

「鍵を当てたい人ー!」みんな元気一杯に手を挙げてくれました

なかなか鍵が見つかりません 困ったなー

結局9回もかかってしまいました。

今度は小さい番号から順番に鍵を持っています。
ケンジ先生に教えてもらったバイナリーサーチを使って探してみます。
今度はなんと2回で探し当てることができました。
バイナリーサーチを使うと、より効率的に少ない回数で探し当てることが出来ましたね!

最後は戦艦ゲームに挑戦です。
後ろの席に座っているお友達とペアになり、相手の戦艦の中から宝箱を積んだ船を探します。
最初はランダムに並んだ戦艦が書かれたシートを使用します。リニアサーチという言葉も教えてもらいました。
こちらはやはり時間がかかっていますね。「まだ当たらなーい!」と悔しそうなお友達もいます。

2回目はあらかじめ小さい数字から並べ替えられている戦艦のシートを使います。
こちらはバイナリーサーチを使用して半分、そのまた半分と範囲を狭めていきます。
今度は平均3回で当たりました。「はやーい!」と驚く子供たち。ケンジ先生も嬉しそうです。

今回は3つのアクティビティを通して探索アルゴリズムを学びました。
使用した教材はこのページの最後からダウンロードできます。
是非お家でも遊んでみてくださいね。

今回の講座には四つ葉学院から、西尾先生と教育実習生の岡田さんがお手伝いに駆けつけてくれました。
西尾先生、岡田さん、お忙しいところありがとうございました!

講師からのメッセージ
講師 (今崎 憲児 )

サーチ(たんさく)アルゴリズムは、コンピュータのいたることろで使われているアルゴリズムの基本です。
自分の興味のあるものをみつけたいとき、適当に探すより、バイナリーサーチを使えばたくさんのものからすぐに見つけることができます。
KitKat事件のビデオを使って、皆さんもお父さんやお母さんにバイナリーサーチを教えてみませんか?

実際に使った教材はこちら↓

【Event Report】クラウドを使って遊ぼう!

12月11日(日)Kirkland Libraryにて、子供コンピュータ講座 クラウドをつかって遊ぼう!が開催されました。

参加されたお子様は、小学生以上12名。今回はコンピュータを使うので、ラップトップ持参でした。

今回は クラウドについて学びます。

まず、「ナベザラス」という日本のおもちゃ会社の社長が、子供たちにアメリカのおもちゃの市場調査を依頼します。

 

 

そこで、早速けんじ先生は子供たちに紙を配り、市場調査を始めます。

ところが、紙の答えの集計に時間がかかって、ナベザラスの社長はいらいらし、納得いきません。

次に、ナベザラスの社長は、全米50州の正式名称を書くことを依頼します。

 

 

この依頼に、けんじ先生はまた、紙を配ってやろうとします。

結局、3分かかってたったの12州しか分かりませんでした。

そこで、失意のけんじ先生は、”SIJP Kids Software Inc.”という会社を作り、クラウドを使うことにします。

まず、クラウドとは何かをピザの注文を例にして、説明しました。

そのあと、クラウドサービスの1つである Google Docsの簡単な使い方を説明したのち、最初に取り組んだ市場調査をGoogle Docsを使って、全員で文書をシェアしてやってみました。

すると、沢山の情報を、それぞれのコンピュータからみんなで一度に、同じ文書に記入できたので、すぐに完成しました!

ナベザラスの社長も大満足。

そして、州の正式な名前の問題もクラウドを使ってみんなで協力して行うと、3分間で30近くも答えることができました。

 

*子供たちがみんなで文書を同時編集している様子は、次のビデオをご覧ください。

 

ところが突然ハッカーがやってきて、文書を書き換え始めました。州の名前が”Doraemon”などになってしまいました!!

みんなで手分けして、書き直しました。あー、ビックリした。

 

そこで、ナベザラスの社長から新たなお願いです。

日本から来るお客様のために、アメリカでお薦めの場所を教えてほしいとのことです。

そこで、先程作った州のリストに手分けをして、色々お薦めの場所を入れることにしました。

30分弱で、ドキュメントが完成しました。

実際に作成したドキュメントはこちらです。画面をスクロールしてご覧ください。

↓ ↓ ↓

 

最後に、クラウドを使うことの意義を説明して、講座は終了しました。

 

さて、今回の講座はいかがでしたか?

 

イベント後のアンケートには次のような感想がありました。

  •  全体に楽しくテンポがあり、インストラクションチームの方がとても良かったです。
  •  Casual & fun, not intimidating, very educational.
  •    おもしろくしていただいたところ、子供に目線を下げていただいたところ。

次回も楽しい講座を準備していますので、是非また参加してくださいね。

皆様とお会いできることを、スタッフ一同楽しみにお待ちしています。

 

参加スタッフからの感想・メッセージ
講師 (今崎 憲児

 

今回クラウドを教えたいと思ったきっかけは、初めてGoogle Docsで複数の人が同時編集ができたときの感動を伝えたかったからです。子供たちにはクラウドを使って、チームで一緒に何かを行うことの面白さが分かっていただければと思います。僕が働いているGoogleでも、一人で仕事はできません。必ずチームとして働くことが求められます。

【Event Report】コンピュータロジックについて楽しく学ぼう!

11月6日(日)Kirkland Libraryにて、子供コンピュータ講座 コンピュータロジックについて楽しく学ぼう!が開催されました。

参加されたお子様は、小学生以上27名。開館前から図書館の前には、たくさんの人だかりが出来ていました!

 

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今回はコンピュータロジックについて学びます。

部屋に入ると、いつも使っている机と椅子がありません。

どんなことをするのかな?

ワクワクしながら開始を待ちます。


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最初のアクティビティは、”仲間を探せ!”

用意された質問に答えながら、集合の関係を学びます。

カレーが好き?ラーメンが好き?それとも両方?

身近な話題を基に、クイズ形式で集合を作っていきます。

答えが分かれたらロープで区分け。ベン図の出来上がりです。

実際に自分たちが集合の輪に入ることで、基本的な考え方を身につけます。

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今度は実際に質問を考えます。

3つ質問をし、最終的にYESと答えた人が3人となるような質問を考えます。

なかなか3人にはならず、悪戦苦闘。

この頃には集合の関係性を感覚的につかめていたようです。

是非、ご自宅でもお子様と一緒にチャレンジしてみてください。

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次のアクティビティは”モンスターバトル”。

ゲームを通して条件式を学びます。

条件や処理など、ゲームロジックの説明を一生懸命聞いています。

モンスターカード2枚とバトルシートを握りしめ、勇者になってモンスターとバトルを繰り広げます。

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さあ、いよいよバトルスタートです!

床に書かれたフローチャートを辿って進んできます。

いくつか用意されている条件では、自分でYesかNoを判断しなければなりません。

最初は時間が掛かっていたお子さんも、何度か繰り返すうちに素早く判断し、次に進んでいました。

みんなモンスターは全部倒せたかな?

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最後に実際のコードを見ながら、モンスターバトルのゲームロジックを振り返ります。

どのように書かれているのか、サンプルコードを読んでいきます。
Pythonで書かれたものを例に、先生と一緒に復習です。

さて、今回の講座はいかがでしたか?ベン図から条件式まで、体を使って学びました。

次回も楽しい講座を準備していますので、是非また参加してくださいね。
皆様とお会いできることを、スタッフ一同楽しみにお待ちしています。

 

参加スタッフからの感想・メッセージ
講師 (今崎 憲児 )

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集合やベン図という難しい概念を、できるだけわかりやすく講座に取り入れました。皆様いかがでしたか?

子供達からは、予想外の反応がいくつかあり、私自身とても楽しかったです。

ロープを使って集合を作ったことを思い出しながら、是非ご自宅でも色々な集合を作ってみてください。

繰り返し行うことで、一層効果が上がります。

講師 (渡邊 毅)

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ソフトウェアの開発でよく使うフローチャートは、処理の流れをロジックで表し、開発者はそれに従ってプログラミングをします。

お渡ししたPythonとJavaのコードを見ても分かる通り、プロフェッショナルな開発者も、毎日全く同じようにロジックを扱っています。

ロジックは実はとても簡単で、ANDやORなどを含む条件と処理を順番に実行していく、たったそれだけのことなんだ、ということに気づいてもらえたら幸いです。

 アシスタントスタッフ(SIJP学生部:高木 紫央)

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みんなでクイズに答えたり、ビデオを見ながら楽しくコンピュータの理論が学べました。
途中難しくてできない~と心配そうにしていた子たちもいましたが、誰一人あきらめることなく最後まで参加できたのは素晴らしかったです。

その一生懸命な姿勢を私も見習いたいと思いました。

*参加された皆さんへ*

これからも難しいことにたくさん挑戦すると思いますが、今日の授業のように、何事も楽しく一生懸命に、そして最後の最後まであきらめずに取り組む姿勢を大切に頑張ってください!

アシスタントスタッフ(SIJP学生部:有賀 康祐)

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子供たちが楽しそうにコンピューターサイエンスの勉強をしているのを見られてとても嬉しかったです。

ぜひまた来てください!

会長退任のご挨拶

この度、2016年5月31日をもってSeattle IT Japanese Professionals (SIJP)の会長職を退任いたします。2010年の立ち上げから約6年、組織の長としてSIJPを牽引してまいりました。その間、日系コミュニティやIT業界の皆様には暖かなご協力とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。一方で、私の経験不足や未熟さから、皆様にご迷惑をお掛けしたこと、非礼もあったことを深く反省し、謹んでお詫び申し上げます。

皆様からのサポートやスタッフの弛まぬ努力により、SIJPは少しずつ規模を拡大し、2015年にはワシントン州で正式に非営利団体として登録され、米国内国歳入庁からIRC第501(c)(3)条に基づく非課税団体として認可されるに至りました。現在、スタッフは学生部をあわせて50名近くに上り、SIJPの配信するメーリングリストには約600名もの方々が登録されています。更には、毎月平均1回以上のイベントを行うことのできる団体へ成長いたしました。現在、私が最も力を入れているのが、子供達へのComputer Science (CS)教育です。会長退任後もSIJPのスタッフとして、この分野への注力を惜しまず活動してまいります。是非ご期待ください。

後任の会長は、保坂隆太(ほさかりゅうた。現マイクロソフト社勤務)氏と決定いたしました。保坂氏は、今年始めからSIJPのディレクターの1人としてリーダーシップを発揮されています。スタッフ人員が増え、組織も多様化した新しいSIJPを束ねて、柔軟かつ力強くミッションを推進される、会長として相応しい方です。新会長と共に、今後ともSIJPを何卒よろしくお願い申し上げます。

2016年5月末日

今崎憲児