Student Division Essay No.7 藤井里名さん

①日本の大学名: 神戸市外国語大学
②日本の大学の専攻: 英米学
③シアトルにいたころ所属していた学校: Highline College
④シアトルで勉強していたこと: Business & Communication
⑤シアトルを選んだ理由: もともとは観光の勉強をしようと思って選択した学校がシアトルにありました。(結果的には興味が他に移ったため別の勉強をしていました。)
⑥所属期間: 2015.11 – 2016.7

1.SIJP学生部に入った経緯を教えてください。
SIJP主催のイベント”Make a Decision”に参加したことがきっかけです。そのイベントが面白かったので、今度は自分もイベントを開催する側へ周りたいと思いました。また、IT企業が多く存在するシアトルならではのことを経験してみたいと思っていたので、IT分野との繋がりの強いSIJPならばそれが出来るのではないかと考えたことも理由の一つです。

2.SIJPではどのような活動をしていましたか。
学生部キャリア部門プロジェクトリーダーという立場で、シアトル周辺に住む日本人留学生向けに、将来のキャリアを決定して行く上でヒントになるようなイベントを企画・開催していました。あとはイラストを描くことが好きだったので、イラストを使ってお手伝いできることがあればしていました。

3.今の自分に役立っていると思うSIJPでの活動を教えてください。
イベント企画の活動です。毎回一筋縄ではいかず、一つのイベントを企画する際に多くの失敗や苦労を重ねましたが、そこから得た教訓が今の自分の考え方に大きく影響を与えているように感じています。例えば、キャリアイベントの企画中、企画の目的を考え直して、一度企画が白紙に戻ったことがありました。それから開催時期の調節も行いながら、もう一度作り直して行くことは大変でしたが、SIJPのスタッフや、他の部門のメンバーが的確にアドバイスしてくれました。この経験を通じて、目的と手段を混同させないことの大切さを学びました。ここがはっきりしていないと、グループのメンバー内で認識の仕方にズレが生まれたり、企画の方向性がブレやすくなってしまったりするのだということを、身をもって実感しました。沢山の苦労はあったものの、イベントを最後まで成し遂げ、参加者から「参加して良かった」と一言もらえた時は、とても嬉しかったです。現在は、グループで活動する時、いつも「全員がきちんと同じ認識で話しているか?」や「目的はシンプルで的確か?」と、以前では気にかからなかった点を気にかけることが出来るようになりました。もちろん、まだまだ自身の未熟さを感じることが沢山ありますが、「失敗から学ぶことの大切さ」もSIJPから学んだことの一つであり、失敗を恐れず、常に挑戦心を持って活動するようにしています。

4.SIJP学生部を卒業して、現在は何をしていますか?
現在は日本の大学へ戻り、学業:就活:その他を4:2:4くらいでやっています。その他では具体的に、英語やマーケティングのプレゼンコンテストに参加したり、興味を持ったボランティア活動に参加したりしています。また、就活を少しかじってみて最近思うことは、SIJPを通して出会った社会人の皆さんが、私の将来「こうなりたい!」というイメージに大きく影響を与えてくれたということです。皆さん個性が強い人が多かったですが、その個性や興味や情熱を強みにして活躍していました。そして、その強みを使って社会に貢献するという意識がとても高かったです。その姿を見て、私も自分の満足のためだけに仕事するのではなく、自分の興味や情熱を生かして社会に貢献できる仕事を選ぼうと思うようになりました。きっと留学前と後では、自分が興味を持つ企業が違っていたのではないかと思います。

5.シアトルに留学している学生へのメッセージ
シアトルは、学生にとって貴重な学びの機会にあふれた街だと思います。その機会を掴むために、自分の足を運び、行動してゆくことがとても大切だと思います。多様なバックグラウンドを持つ人との出会いは、自分の考えをちょっと広げてくれました。そんな出会いは、待ってるより探した方がきっと見つかると思います。ぜひ、1日1日を大切に、楽しく過ごして下さいね。

15397849_1860528780849007_1099639673_o
イベントでの藤井さんの様子(写真中央)

藤井さんが企画、運営に携わったイベントのレポートです。よろしければご覧ください。
【イベントレポート】have a Breakthrough
3月5日開催ワークショップ “Take Action!!” レポート