Student Division Essay No.7 藤井里名さん

①日本の大学名: 神戸市外国語大学
②日本の大学の専攻: 英米学
③シアトルにいたころ所属していた学校: Highline College
④シアトルで勉強していたこと: Business & Communication
⑤シアトルを選んだ理由: もともとは観光の勉強をしようと思って選択した学校がシアトルにありました。(結果的には興味が他に移ったため別の勉強をしていました。)
⑥所属期間: 2015.11 – 2016.7

1.SIJP学生部に入った経緯を教えてください。
SIJP主催のイベント”Make a Decision”に参加したことがきっかけです。そのイベントが面白かったので、今度は自分もイベントを開催する側へ周りたいと思いました。また、IT企業が多く存在するシアトルならではのことを経験してみたいと思っていたので、IT分野との繋がりの強いSIJPならばそれが出来るのではないかと考えたことも理由の一つです。

2.SIJPではどのような活動をしていましたか。
学生部キャリア部門プロジェクトリーダーという立場で、シアトル周辺に住む日本人留学生向けに、将来のキャリアを決定して行く上でヒントになるようなイベントを企画・開催していました。あとはイラストを描くことが好きだったので、イラストを使ってお手伝いできることがあればしていました。

3.今の自分に役立っていると思うSIJPでの活動を教えてください。
イベント企画の活動です。毎回一筋縄ではいかず、一つのイベントを企画する際に多くの失敗や苦労を重ねましたが、そこから得た教訓が今の自分の考え方に大きく影響を与えているように感じています。例えば、キャリアイベントの企画中、企画の目的を考え直して、一度企画が白紙に戻ったことがありました。それから開催時期の調節も行いながら、もう一度作り直して行くことは大変でしたが、SIJPのスタッフや、他の部門のメンバーが的確にアドバイスしてくれました。この経験を通じて、目的と手段を混同させないことの大切さを学びました。ここがはっきりしていないと、グループのメンバー内で認識の仕方にズレが生まれたり、企画の方向性がブレやすくなってしまったりするのだということを、身をもって実感しました。沢山の苦労はあったものの、イベントを最後まで成し遂げ、参加者から「参加して良かった」と一言もらえた時は、とても嬉しかったです。現在は、グループで活動する時、いつも「全員がきちんと同じ認識で話しているか?」や「目的はシンプルで的確か?」と、以前では気にかからなかった点を気にかけることが出来るようになりました。もちろん、まだまだ自身の未熟さを感じることが沢山ありますが、「失敗から学ぶことの大切さ」もSIJPから学んだことの一つであり、失敗を恐れず、常に挑戦心を持って活動するようにしています。

4.SIJP学生部を卒業して、現在は何をしていますか?
現在は日本の大学へ戻り、学業:就活:その他を4:2:4くらいでやっています。その他では具体的に、英語やマーケティングのプレゼンコンテストに参加したり、興味を持ったボランティア活動に参加したりしています。また、就活を少しかじってみて最近思うことは、SIJPを通して出会った社会人の皆さんが、私の将来「こうなりたい!」というイメージに大きく影響を与えてくれたということです。皆さん個性が強い人が多かったですが、その個性や興味や情熱を強みにして活躍していました。そして、その強みを使って社会に貢献するという意識がとても高かったです。その姿を見て、私も自分の満足のためだけに仕事するのではなく、自分の興味や情熱を生かして社会に貢献できる仕事を選ぼうと思うようになりました。きっと留学前と後では、自分が興味を持つ企業が違っていたのではないかと思います。

5.シアトルに留学している学生へのメッセージ
シアトルは、学生にとって貴重な学びの機会にあふれた街だと思います。その機会を掴むために、自分の足を運び、行動してゆくことがとても大切だと思います。多様なバックグラウンドを持つ人との出会いは、自分の考えをちょっと広げてくれました。そんな出会いは、待ってるより探した方がきっと見つかると思います。ぜひ、1日1日を大切に、楽しく過ごして下さいね。

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イベントでの藤井さんの様子(写真中央)

藤井さんが企画、運営に携わったイベントのレポートです。よろしければご覧ください。
【イベントレポート】have a Breakthrough
3月5日開催ワークショップ “Take Action!!” レポート

Student Division Essay No.6 畑中ひらりさん

①日本の大学名: 琉球大学理学部海洋自然科学科生物系
②日本での専攻: 主に海洋生物、バイオテクノロジー
③シアトルで所属していた学校: KaplanのHighline College (3か月)Highline College (2クオーター)City University of Seattle (3か月)
④シアトルで勉強していたこと: 主に英語です。また、自分の専攻の勉強もしたかったので、Highline CollegeではMarine biologyを受講したり、水族館のボランティアをしたりしました。
⑤シアトルを選んだ理由: 私は中学生のころから将来海外で働いてみたいと思っており、大学生になったら絶対留学しようと思っていました。また、大学に入り、海外インターンシップに参加した際、グループのメンバーに英語のコミュニケーションを頼りっぱなしで、自分でしゃべれなかったことがとても悔しかったことから、留学したいという気持ちはより強くなりました。シアトルを選んだ理由は海外の大学で勉強したいと思っていたので、大学で勉強できて、一番費用が抑えられるところがHighline Collegeでした。シアトルは比較的安全と聞いていましたし、正直、留学して、英語を勉強できて、自分の専攻も少し勉強できたら、場所はどこでもいと思っていました。
⑥所属期間: 6か月間

1.SIJP学生部に入った経緯を教えてください
留学開始から4か月ほどたった時、英語だけを勉強していたので、少し飽きていたし、何かやりたい、挑戦したいと思っていました。ちょうどその時、友人にSIJPの講演会の話を聞き、参加しました。そして、その講演会が終わり、帰るとき、車に乗せてもらえることになったのですが、その車に乗っていたのが当時のSIJP学生部会長の吉田拓穂さんと当時副会長だった寒川翔さんでした。今回の講演の話やSIJPの話をしていると、人手不足だとおっしゃっていて、ITなどに興味があるなら入ってもいいよ、と言われ、すぐにSIJP入ります!と返事をしました(笑)

2.SIJPではどのような活動をしていましたか。
SIJP学生部ではキャリア部門・PR部門に所属し、シアトルにいる日本人留学生に向けて講演会やワークショップを企画、運営していました。私が加わった講演会は3つです。Ways to Make a Decision, Take Action, IT×女子~ITを通して広げるキャリア~です。
また、バイリンガールとして知られている吉田ちかさんを招いた講演会は私が発案しました。残念ながら私は日本に帰国した後だったので、参加できませんでしたが、好評だったようでうれしいです。

3.今の自分に役立っていると思うSIJPでの活動を教えてください
SIJPの活動を通して、学んだことは「なんでも挑戦してみること」です。まず、私は大学では生物学が専攻で、ITは私の分野ではないと思っていました。しかし、SIJPの活動を通してITは理系の人だけのものではなく、文系の人にも関係してくると学び、私はただ学ぶことを避けていただけだと気づきました。SIJPの講演会の企画をするときも女子限定のイベントを開いてみよう、バイリンガールのちかさんをよんでみよう、と色々挑戦しました。そのなんでも挑戦してみるという気持ちは現在の生活の中でいろいろなことに役立っています。

4.SIJP学生部を卒業して、現在は何をしていますか?
現在は大学に復学し、卒業論文に向けて研究をしています。また、帰国後、「Ryukyufrogs」という6か月間の人材育成プログラムに参加しました。Ryukyufrogsはアントレプレナーシップを身に着けた次世代のリーダーを育成し、沖縄を盛り上げていく、という目的の元、県内外の企業が私たちに研修にかかる費用を投資してくださり、夏休みにはシリコンバレーに10日間行き、6か月の研修の中で自分独自のITを用いたサービスを構築し、発表するというものです。つい先日、その発表が終わりました。Ryukyufrogsに参加しようと思ったきっかけはSIJPの活動があったからです。留学前はビジネスやITは自分の専門外として諦めてきましたが、そのプログラムにはとても興味があり、SIJPで学んだことを活かせると思ったので、そのプログラムに応募しました。それが終わった今、新たな世界が広がりましたし、自分のやりたいことも見つかりました。これからはそのやりたいことに向かってアクションを起こしていきたいと思っています。

5.シアトルに留学している学生へのメッセージ
自分には無理かも…と思うことでも興味があるなら、ぜひチャレンジしてみてください!
新しい世界が広がったり、新しい人との関係ができたり、新たな発見があるはずです。また、そこで失敗したとしても、それも経験です。何度も失敗して、何度も挑戦しましょう!一緒に明るい世界を創りましょう\(^^)/

畑中さんが企画、運営に携わったイベントのレポートです。よろしければご覧ください。
シアトルの日本人女子留学生へ IT×女子 ~ITを通して広げるキャリア~ レポート
「新しいことへ挑め!~バイリンガールとして生きる~」レポート

Student Division Essay No.5 赤池奈津子さん

 

今回のエッセイは学生ながらもSIJPの縁の下の力持ちとして、2014年から2015年春までの間に数多くのSIJPイベントの開催及び運営に携わってくれた赤池奈津子さんに書いていただきました。

赤池さんはBellevue College在学中、英語やロジカルシンキングを学びながらSIJPの学生部として活動を行ってきました。現在は日本に帰国し、GoogleのSTEPインターンという学部生向けのエンジニアリングインターンに参加しています。

 

  • SIJPとの出会い

私がSIJPの存在を知ったのは、留学一週目のときでした。留学してすぐ周りの人達にITの勉強をしていることを伝えたら、偶然SIJPを知っている方がおり教えていただきました。その後すぐに、スコット津村さんの講演会イベントに参加し、SIJPメンバーの方にぜひ参加させてほしいと伝え、SIJP学生部のメンバーとして活動していくことになりました。

 

  • SIJPの活動の中で得たもの

SIJP学生部の活動を通して得たものは、多くのエンジニアの方々と出会いそしてお話をしたことで、自分の将来の可能性を大きく広げられたことです。SIJPを通してエンジニアの方達とお話しをする事がなければ、今の自分がエンジニアを志す事も、Googleのインターンに応募することも考えられなかったと思います。しかし多様な経歴を持つエンジニアの方々とお話する中で、自分の中にも意欲が芽生え始め、多くの事に挑戦していくようになりました。ジェームズさん、落合さん古川さんの講演会では、書記としてレポートを書くので連絡させてくださいと講演をしてくださった方に声をかけ、お話しさせていただいたりもました。多くの方と話す機会があったことは、自分のことを振り返って考えるとてもよい機会になりました。

 

  • 進路について

SIJP主催の就職転職講座に参加した際に学んだことは、日本帰国後に行った就職活動の指針となりました。現在はエンジニアとして活躍できるよう、基礎を学んでいるところです。

Student Division Essay No.4 松本亜依さん

松本さん

松本亜依さんは大阪大学外国語学部外国語学科英語専攻に所属し、アメリカ演劇・文化を研究していました。大学3年生の時に、英語を習得したいという想いと、将来何をしたいか考えるためにビジネスを学びたいという想いから、1年間休学してアメリカとカナダに留学しました。コロンビア大学でアカデミック・イングリッシュを習得後、UCSDにてビジネスマネジメントを学び、その後Sprott Shaw Collegeでマーケティングとセールスの課程を修了しました。就職活動においては、上記で身につけたスキルを活かしながら自分の中にある好奇心を追求して働きたいと考え、IT業界を中心に見て活動を行いました。

 

自分にとって就職活動とは

私にとって就職活動とは、自分が幸せになれる場所を選ぶことでした。良い会社はたくさんあります。その中で、自分が幸せを掴むことができる場所はどこなのか。そもそもどういう状態が自分にとって幸せなのかということから、ひたすら考え続けました。ただ、今振り返ってみれば答えは自分の中にあって、どれだけ素直になれるかということが大事であったと思います。

就職活動を始めた時から、ある会社が頭の中に浮かんでいました。シンプルな、しかし、普遍的だと思えるビジョンのもと、その会社の事業は社会にインパクトを与え続け、私の生活に希望を与えてくれていました。社員の方々は楽しく自由に働き、互いを尊重しながら常にbetterを目指していました。その会社としての姿は私にとってまさに理想であり、私もその方たちと一緒にビジョンに向かって世の中を良くしていきたいと憧れていました。しかし、その憧れを語るには勇気が要りました。私は大学受験の際に挫折を味わい、そこから自信を取り戻せないままでいたからです。自分のように何も成し遂げていない人間が夢を語ったところで馬鹿にされるのではないか、自分のような人材をその会社は求めるのだろうかと不安でした。そのため理想を描きながらも、それを実際に目指すようになるまで時間がかかりました。

就職活動中はもちろん他の会社も見ていて、魅力的な会社にたくさん出会いました。ただ、自信がなかったため自分を曝け出さず、控えめに人と接して自分に嘘をついたまま企業を受けに行っても、結果は惨敗でした。半ばやけっぱちになり、ある企業の選考で自分の魂から込みあがる思いをぶつけてみました。すると、そこから不思議なほど他社の選考も含めて通過するようになりました。選択肢が増えていく中で初めて、自分は選ばれるだけではなく自分の中に判断基準を持って選びに行くのだと自覚しました。そこから初めて、自分の幸せのために就職活動を進められるようになりました。憧れがあるのに、なぜそれを目指さないのだろう。いま人生で夢を見ることをやめたら、いつ夢を描くようになるのだろう。今、挑戦するしかないと思いました。

 

その憧れを持っていた会社に応募し、選考を重ねるたびに祈るような気持ちでした。もちろんその会社について調べて理解を深め、社員の方々とお話しさせていただいて準備はしていました。自分の思い描いている理想像とのズレや、応募している職種で求められていることを自分がいかに満たしているかを熟知して選考を受けていたのです。結果として、その会社から内定を頂くことができました。夢が叶って嬉しい、安心した、さて、ここからどのような人生を描いていこうかとやる気に満ち溢れました。それと同時に、いわゆるマリッジブルーのように、本当にこの会社でいいのだろうかと悩みだしました。約1ヶ月間も悩み続けることになります。

ミスマッチの原因となる不確定要素を出来るだけ減らそうと、そこからさらに社員の方々とお話しさせて頂きました。日頃就活に携わり、キャリア選択にアドバイスをくれるような人にも相談してみました。人それぞれ、私のことを想っていろいろなことを教えてくださいます。しかし最終的にその会社で働くという決断に至らせたもの、それは原点に立ち返って、憧れでした。自分の心をここまで掴むもの、きっとこれを自分は望んでいるのだろうと思いました。自分の成し遂げたいことや働く環境も全て鑑みた上で、ここで働こうと決心しました。確かに働きだしてみて分かることも多いでしょうし、キャリアや幸せについての考え方も変わっていくとは思いますが、今の自分にとってはこの選択がベストであり、また、そう思えるように入社してから自分が誇れる結果を残そうと思っています。

 

就職活動に役に立ったこと

繰り返しになりますが、私は就職活動とは自分の幸せが何であるかを知り、それを叶えられる場所を選択することだと思っています。ある人は就職活動中に働かないことを選択して、進学したり旅人になったりするかもしれません。また、働くとしても企業に入るのではなく、自分で起業したり家業を継ぐ人もいると思います。どんな決断も、当人が覚悟を持って選んだものであれば正解となるのです。しかしより狭義に、どこかの会社で勤めることを前提とした日本における新卒の就職活動に絞って、私が役立ったと思うことをシェアさせてください。

自分の幸せが何であるかを知り、それを叶えられる場所を選択するために、就職活動は3つのステージに分けられると考えます。

1. 自分の幸せを考える
2. 幸せを掴むことができそうな会社を見つける
3. 志望する会社に合格する

ただし、このステージは就職活動中に何度も行き来するものですし、その度に考え方が変わるものです。それを踏まえた上で、もし使えそうだと思えば試してみてください!

 

1. 自分の幸せとは何かを考える

私が幸せになれる条件とは、インターネットの力で社会を変革すること、若いうちから活躍できること、女性が出産後も昇進し続けられること、会社のビジョンに共感できること、楽しく自由に働くことができることなど、様々ありました。どうやってそれぞれ見つけていったのか。効果的なのは、未来の幸せを妄想することです!それを強くイメージして、叶うものだと自分に言い聞かせること。もしくは、そうなって然るべきとまで思ってしまう。普段これを行っていないと、そんなことしたってと卑屈になってしまいがちですが、一人で難しい場合は友達や信頼出来る人と語りあってみてほしいです。それだけでワクワクするでしょうし、それが実現するかもと思うと、お互いに励まし合って頑張りたい気持ちになると思います。

日本の就職活動では、自己分析がするべきこととして一番に挙がることが多いです。ただ、この段階では私はあまり必要ないと思っています。私も試していましたが、理想像を考える上で新しい視点をもたらしてくれましたが、根本的に役立ったとは思いませんでした。どうなりたいかによって、これからの振る舞い方は変わっていくのですから。

 

2. 幸せを掴むことができそうな会社を見つける

一度自分の幸せが何かを知れば、次にすべきはそれを叶えられそうな場所を見つけることです。これは、学生生活を通じて社会の動きや成り立ちを知っているか否かで、大きな差が出るところです。就活を早めに始めた方がいいというのは、多くの学生は社会について無知で限られた選択肢しか知らないからだと思います。

 つまり、ここから先は情報が命です。 

私は、そもそもビジネスとは、会社とは、ということから知る必要がありました。そのためには、インターネットや本で経営や業界について学ぶのが手取り早かったです。基礎を知った上で実際に理想の会社を見つけるには、選択肢を自分の頭の枠から一気に広げる必要があります。これについては、すでにその幅広い知見を持っている人の知恵を借りるのが良かったです。多くの業種と関わりのある職に就いている社員の方や、キャリア相談を受けている社員の方、ビジネスについて詳しい先生、就活を終えた先輩方などに質問するのが効率的だと思います。そのとき重要なのは、質問の仕方です。自分が望んでいることを伝えた上で、彼らが自分の選択肢を広げる答えを与えてくれそうな質問をしていました。選択肢を広げて、だいたい志望する会社に目星がついたら、あとは自分の幸せの条件と何がマッチして何が合わないかの証拠集めをします。これは会社のウェブサイトや、オンラインの口コミや記事、また、その会社の社員の方々に話を聞くことが有力です。

 

3. 志望する会社に合格する

志望する会社を見つけたときほど、冷静さと熱意を両立させることが難しいと思います。熱意は最大の武器ですが、内定を得るには戦略的になる必要があるからです。戦略的であるとは、相手が何を望んでいるかを理解し、自分がそれにいかにマッチしているかを示すことです。また、会社側は採用を通して未来を切り開いていく仲間を探しているのですから、相手にどのようなメリットや展望をもたらすことができるかという視点が特に大切になってきます。それを証拠を提示した上でうまくアピールできれば、内定は出ると考えています。

この時に実は、自己分析が効くと思います。自分を相対的・客観的に捉えることができ、自分の売り出し方が分かるようになるからです。注意して欲しいのは、自分ができること・得意なことを中心に考えるべきということです。日本人は一般的に勤勉で完璧主義だからこそ、自己肯定感が低いと思います。私もそうですが、自分のできないこと、不完全なところばかりが目につきました。しかし、それでは客観的な自己分析とは言えません。過去を振り返ってみて、ある一定レベルまでは出来ていたということすべて、或いは、他人と違うと思うところすべて、掘り起こしてみてください。いかにご自身の存在がスペシャルか気がつく時が来ます。

 

また、自己分析がここで役立つ理由として、相手にとっても自分にとっても納得感のある証拠を見つけることができるからです。私は具体例を選ぶとき、相手が納得しそうだという観点に加えて、自分が熱を込めて話せる内容を選んでいました。それがパーソナルでセンシティブな内容であっても、それを話すことが正しいと思うのであれば伝えました。そこでも、「私の気持ちを理解してよ!」とヒステリックになるのではなく、相手の質問の意図などを踏まえた上で、誠意をもって自分の考えを伝えていました。このように、冷静さと熱意の双方を利用すると、選考を進みやすかったです。

ただ、この段階は試験やGD、面接など、慣れという要因がその合否結果に大きく関わると思うので、練習が必要だと思います。私の場合は、面接は会話だと思って挑んでいて特に問題がありませんでしたが、グループディスカッションは慣れるまでに時間を要しました。なので、フィードバックをもらいながらセミナーや実際の選考過程で修正を繰り返しました。これは小手先のテクニックではなく、会社に入ってチームとして有益に働く上では必須の能力だと後から思ったので、身につけておいて良かったです。

就職活動はよくマッチングだと言われますが、What I Wantを知り、What They Wantを知った上で、アピール方法をデザインするということが大切だと思います。その方法は無数にあるので、試行錯誤しながら就活を進めてみてください。

 

現在の状況

就職活動が終わった今でも、やりたいことは何なのか考え続けています。終わった後の方が、緊張も解けてクリアに考えられるようになり、また、納得する結果を得たことから自分の未来に希望を持てるようになって、ますます大きな夢を抱くようになっています。ただ、自分はまだ何者でもないのだというコンプレックスが強いです。その点では、早く社会に出て結果を残したいと思っています。

よく学生のうちに遊んでおくよう言われますが、本を読んだり大切な人と一緒に時間を過ごして日々を楽しんでいます。就職活動を通して自分にとっての幸せを考え抜いたからこそ、幸せを感じる瞬間が身の回りにあることに気がつき、それを大切にするようになりました。

ただ、大学に入ってからアルバイトしかしていないような生活でしたので、自分の専攻である英語を学び直したり、簿記を勉強してみたり、ビジネス書を読んでみたりと、興味の向くものは全てやってしまうつもりです。学生は時間があると言われる一方で、お金のなさでどうにも難しいこともありますが、それは夢として持っておくなど将来の楽しみとして繰り越します。

 

このように、夢を描きながら幸せを噛み締め、何者でもないコンプレックスを抱える日々で、使命感が自分の中に生まれてきました。私は今まで多くの苦労を味わってきたと思っていましたが、自分は恵まれた環境に居ると思うようになったのです。日本に生まれ、平和な環境のなか裕福ではないにしても食べるものには困らず、望む教育を享受できて、就職活動でも納得のいく決断をできたということが、地球全体で見ればいかに稀有であるかと気がつきました。

幼い頃から志向が日本の外に向き、社会全体の課題が目につきやすかったため、この世は生きにくい世の中だと悲嘆していましたが、世界を自分がリードすることで、良くなることもあるのではないかと思えてきたのです。素晴らしい会社と出会い、そこで働くというチャンスを与えて頂いているなら、それを最大限に活かすべきだと思っています。

これは、私が夢を語るようになってから、ビジョナリーな人と話す機会が増えた影響でもあると思います。彼らと話していると、自分の夢も叶うのかもしれないと思えて来るのです。これからも自分の夢を想像し続け、社会にそれを実現していきたいと考えています。

 

将来の夢

私は今、人生のテーマとして夢を3つ描いています。

「女性の社会進出を推進する」

私は、女性が出産・育児を経験した上でも生涯を通じて学習・労働できる世の中を実現させたいです。そのためにまずは、自分がそのような生き方を実践するとともに、女性が働きやすい環境を創っていきます。母になった上でどのように職場に復帰してキャリアアップをしていくのか、それが可能な職場をどのように設計していくのか、また、そのような環境をどのように社会に広めていくのかなどは、自分にとって生涯にわたって重大な課題であり続けるでしょう。

これは、自分の家系が家父長制のもとで女性が苦しんでいるように見えた経験からです。なぜ、女性も優秀なのにただ男性を持ち上げて、彼らが偉そうに振る舞うことを手伝ってあげるのがいいのだろうと憤りを感じていました。また、PMSやセクシャルハラスメントに悩まされた経験から、女性が生きやすいようになればいいのにと思ってきた経験からです。女性自らもよく知らないような、女性に特有の問題もあると気がつきました。問題を女性に限定する必要はないかもしれませんが、女性が社会、特に職場において力が弱いのであれば注力すべきだと思っています。

 

「個性が輝く教育環境を提供する」

子供も大人も、モチベーションを大切にして、それぞれ好きなこと、得意なこと、興味のあることに集中できる教育環境を提供したいです。それは、他人の期待や社会が定めた基準に従うのではなく、自分で目標や軸を設定して生涯学習を楽しむことができる環境です。そのために私は、社会の仕組みを知るとともに多様な価値観に触れながら、目の前の一人一人の幸せをどう実現できるかを考えていきます。

これは、私が学生のときに、周りが勉強をつまらなさそうなもの、何かに意欲的に取り組むことをかっこ悪い事ととらえていた経験に基づいています。私は幸いにも勉強をどう面白くできるかを知っていましたし、親は私の活動や選択を支配せずに受け入れてくれました。しかし周りには、ある親は勉強をして良い成績を取れとその面白みも語らずに強制し、ある教師は生徒に考えさせるのではなく価値観を押し付け、ある友達は自分が学びたいことがあっても家庭の事情から進学できず、たくさんの問題が横たわっていました。今の教育が抱えている問題はまた少し変わっているかもしれませんが、より良い教育を追求していきたいです。

 

「世界をフルに味わって生きる」

とにかく色々なことを経験したいです。海の波がさらっていく足の砂、愛する人の身体に響いて聞こえる声、脳まで包み込まれるお吸い物、それぞれが与えてくれる感動体験を大切にしたいのです。自分があることを経験するとき、それをどのように感じ、また、解釈するのか。素直に新鮮に世界を感じて生きていきたいです。

これは、自分がどのような人間でありたいかということについてです。経験を積むほど謙虚でいること、感謝と愛を伝えること、相手を尊重すること、どれも月並みに聞こえますが、実践するには難しいことです。これらを可能にするのは、共感だと思っています。いろいろな経験を積み、自分の中に価値の基準を育み、共感によって様々な見識を深めることで、魅力的な人物でいたいと思っています。

Student Division Essay No.3 森本慧さん

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森本慧さん (写真、真ん中)

今 回はSIJP学生部のリーダーを務めた森本慧さんにエッセイを書いていただきました。社会人としての経験を活かし学生部のメンバーを牽引していた森本さん。SIJP学生部の活動は彼のリーダーシップがなければここまで大きく広がりを見せることはなかったでしょう。森本さんは現在LAに活躍の場を移し、その力を発揮されています。

SIJPとの出会い
SIJPとの出会いは当時起業などを視野に入れ、私のバックグラウンドである食品商社とは異なる職種の人たちとの幅広いネットワークを持つことを目的に活動をして いた時期に、New Tech EastsideというMeetupイベントでSIJPスタッフの一人であるヒロミさんと出会ったのがきっかけでした。私はスタートアップや起業に興味があり、その中でITと食を融合したアイディアなども考えていたので、ぜひIT関係の方々と知り合いになりたいと考えていた矢先でした。

SIJPではシアトルにいる様々な起業家やIT業界の先駆者などに出会うことが可能だと聞いたとき、そういった方々と知り合い、話を伺うことで自分に足りない分野に関して勉強することができると思いました。なるべく早く行動に移したかったので、すぐさま直近のSIJPのイベントに参加しました。その中で、英語でGoogleエンジニアリングディレクターChee Chew氏講演会レポートを書くボランディアを探していると聞いたため、すぐさま自ら手を挙げ志願しました。これを機に私はSIJPと関わっていくこととなります。

SIJP学生部まとめ役となった経緯
SIJP 学生部のまとめ役となった経緯は、当時学生部を引っ張る存在がいなかったため、SIJP会長の今崎さんの意向で学生部のメンバーに年齢が近く社会人経験のあった私がリーダーを務めることとなりました。私も丁度SIJPで何かプロジェクトを行ってみたいと考えていたので、学生部と共に活動をすることで何か面 白いことができるのではないかと思いチャレンジしてみることにしました。

また、スタートアップに興味があったためリーダーとして学生部を引っ張る経験は自 身のリーダーシップのスキルの向上に繋がると考えたことも理由の一つです。SIJP学生部のリーダーになったことで、その後学生部の皆と楽しく第二回茶ッ カソンのプロジェクトを立ち上げることができました。

SIJPに入ってよかったこと
SIJP に入って最も良かったことは、食品業界だけでなく他の業界の人とネットワークを確立するができたことです。それはただ違う業界というだけではなく、シアトルを代表する様々なIT系企業で活躍される人や多様なバックグランドを持った講演者に出会えました。他にも多くのプロジェクトに関わる中で、IT系のプロジェクトマネジメントや管理ツールについて学ぶことができたことも自身にとって良い経験となりました。

また、何よりもメンバーの方の知識や考え方とその温 かさで楽みながら自分もSIJPに貢献できたことが良かったです。SIJP学生部全体をまとめる役として第二回茶ッカソンの 企画中心メンバーの一人としてプロジェクトを動かす経験は大変勉強になりました。SIJPメンバーの一人ひとりに助けられながら、学生部のみんなとイベン トを成功に終わらせることができたと思っています。ひとつの大きなプロジェクトを達成する経験は、SIJPに入ってその機会に恵まれたからこそ体験することができ、その経験から身をもってたくさんのことを勉強することができました。

今後の活動へ活かす(ネットワークの大切さ)
SIJPで様々な人と出会ったことで多くの経験ができ、それらが自分の貴重な財産となったのは全てネットワーキングのおかげだと考えています。ネットワーキングをしている中でSIJPのメンバーの方と出会い、そこから更にかけがえのない出会いが増えました。また、ただネットワーキングをするだけでなく、実際に自分の時間を使いボランティアや活動に参加することで、SIJPの皆さんと深い関係を持つことができました。この記事は主に学生の皆さんが見てくれると思いますが、社会人や学生などの立場関係なく、自分の興味あるもの何でもいいので、自分の足で実際にイベントに足を運び出会いを増やすことが大切だと考えます。

そしてそういったイベントを通して活動に参加することで、自分と同じものに興味ある人やその先駆者に出会うことができます。また、その出会いが自身の新たな道を作ることは多いです。日本社会と対象的に感じることが多々ありますが、アメリカではネットワークを広めるのが当たり前です。仕事もネットワークのコネクションで決まるのがアメリカです。ネットワーキングやボランティアは就職活動や自分が将来目指すものの一番近道になると思います。皆さん、もし ITに少しでも興味があれば是非SIJPにネットワーキングやボランティアしに来てください!

Student Division Essay No.2 佐藤大介さん

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今回はSIJP学生部のエッセイ集第二弾として、初代学生部長を務め、SIJP学生部の組織拡大に大きく貢献した佐藤大介さんに書いていただきました。

佐藤さんはUniversity of Washingtonにて経済学を専攻し、サブでComputer Scienceを学んでいました。2014年春にUniversity of Washingtonを卒業後は日本に帰国し、日本マイクロソフト株式会社に就職しました。

◆ SIJPとの出会い
SIJPとの出会いは、ITに関わる社会人や学生向けのコミュニティメール宛てに、SIJP設立時に行われた記念すべき第一回Greeting Eventの招待を見つけた事がきっかけです。その後、SIJPのFounderである今崎さんから学生部長に勧誘していただき、SIJPの学生部長を務めることになりました。SIJP学生部長として活動したことは、その後の就職活動や進路にも大きく影響を与えることとなりました。

◆ SIJPでの活動が役立ったこと
最もSIJPでの活動が役立った場面は、ボストンキャリアフォーラムでの就職面接でした。日本の大学生の多くは就職活動の過程でOBOG訪問や企業説明会などに参加して、企業そのものやそこでの働き方のイメージを掴みます。正規留学生として4年間アメリカの大学に通っていた私にとっては、SIJPに参加することがまさにOBOG訪問の代わりになりました。SIJPでは名立たる大企業のベテラン社員の方から、なぜその仕事をすることに至ったか、その職場でどういった事をしているか、といった生の声を惜しげもなく教えてもらうことが出来たからです。

日系企業(日本マイクロソフトなどの外資系日本支社も含め)の就職面接では、「会社でどんな仕事をしたいのか」「入社10年後はどうなっていたいか」などの質問をされることが多く、SIJPで聞いたベテラン社員の方のストーリーを参考にして回答できたことが内定獲得に寄与したことは間違いありません。また、社会人サークルに参加したことで、世代が一回りも二回りも違う社会人の方とコミュニケーションを取れることも確実にアピールポイントになったので、SIJP学生部での活動は大変意味あるものだったと思います。

◆ 進路選択について
多くの方がスタンフォード大学の卒業セレモニーでSteve Jobsが言った”Follow Your Heart”,”Stay hungry, Stay Foolish”というセリフをご存じだと思います。私も大好きな言葉ですが、進路選択の時に自分がどれだけ”Follow My Heart”ということを考えられていたかと聞かれると正直わかりません。ただ一つ言えることは、企業研究やSPI対策をする前に「自分が何のために働くのか」を考え続けることが就職活動で何よりも大切だったと感じています。

これから就職活動を控える学生の方々には、SIJPを通して多彩な経験を持つ多くの方のストーリーを聞き、IT企業で働くこと、大企業もしくはベンチャーで働くこと、起業すること、アメリカで働くことなどの様々な仕事に対する考え方を感じることで、満足感のある進路選択をしてほしいと思います。

Student Division Essay No.1 作田航さん

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今回はSIJP学生部長を務め、2014年に卒業した作田航さんにSIJP学生部での活動に関するエッセイを書いていただきました。

作田さんはUniversity of Washingtonでビジネスを勉強する傍らSIJP学生部長としてイベントを企画・運営し、他にも自身の趣味であるダンスのワークショップを主催、Inspiration in Art日本人アーティストのシアトルコンサートの運営に関わるな幅広く活動してきました。現在は日本に帰国し、米系IT企業に就職予定です。

◆ SIJPとの出会い
当時参加していた留学プログラム「IBP」の就活支援セミナーにてSIJPスタッフの橋下幸司さんが講演されており、講演の最後にSIJPの宣伝をされていました。将来の進路模索のために社会人の方との接点が欲しかったので、これを機にSIJPのイベントに参加してみることにしました。

◆ 学生部長になった経緯
SIJPのイベントに何度か参加するうちに、SIJPスタッフの方々と当時学生部長だった佐藤大介さんと交流を深めていきました。そんな中、佐藤さんの日本帰国が決まったことがきっかけで次期学生部長にならないかと声をかけていただき、学生部長を引き受けることにしました。学生部長として学生向けにSIJPイベントの広報活動を担当した他、社会人と学生の交流を促す特別イベントを複数企画、運営しました。

◆ SIJPに参加して良かったこと
第一にアメリカのIT業界の第一線で活躍される社会人の方々と交流ができたことです。SIJPのメンバーには世界的なIT企業で経歴を積まれた方や、起業をされ成功した方がたくさんいらっしゃいます。またネットワークも非常に広く豊富で、様々な経歴を持った人たちがSIJPに関わっています。

そうした方々のこれまでの経歴や仕事観などを伺えたことがそれだけで刺激的であり、自らの将来を考える上でとても参考になりました。その中で第一線で活躍をされながらも私生活とのバランスを上手に保っている、一種の「人生のロールモデル」とも言える方と出会えたことも大きな収穫の一つです。

 

第二に社会人目線での活動ができたことがあげられます。SIJPでイベントを企画した経験を通じて、社会人の方が企画をする際に何に重きを置き、活動を行っていくのかを知る機会を得ました。社会人と学生の交流イベントでは、企画段階にて学生本位に偏った提案内容にご指摘を受けることもありましたが、その経験はその後の就職活動を進める中で社会人の考え方を考慮する上で非常に役立ちました。イベントの企画を任せてもらいつつも社会人の方の助けを借りることができたことは、安全な環境で物事に取り組めた非常に貴重な経験だったと思います。

その他にもメンバーの方と一緒に花見などをして楽しんだり、一流企業の社内を案内していただけたり、直接就職活動の相談を聞いていただいたりと充実した経験をたくさん積ませていただきましたが、今も続く貴重な人脈を得られたことがSIJPに参加して最も良かったことですね。

◆ 就職活動に活かす
就職活動ではSIJPでの体験談をたくさん語りました。社会人目線で物事を捉え企画を進めた経験や、自らが筆頭となってイベントを行った経験などが人事の方々の興味を引いたようです。詳しく掘り下げる質問を受けた際にそれぞれの質問にしっかりと答えた結果、次の面接への機会を何度も得ることができました。

他にもSIJPを通して知り合った人たちの多様な経歴に触れたことで「自分は将来どんな人生を送りたいのか」という疑問に対して深く考えることができ、自分なりの答えを出すこともできました。その答えを自身がはっきりと理解していないと就職活動中の面接などがうまくいかないので、そういった意味では就職活動の根本から役立つ経験を得られたと思います。